墓参り
墓参りに行ってきた。
親戚などではなく、亡くなった友人の墓だ。
昨年は行けなかったので、2年ぶりの来訪ということになる。
同行者は、いつもの友人2人。
彼らとはふだん、正月とこの時期くらいしか会わないのだけど、それでもこうして集まれるのはいいことなのだと思う。
みんな相変わらずで、ぼくと言えば、線香をあげる際に粗相をする始末。
大人にゃなったけど、どちらかと言えば悪い意味で変わっていない。
まあ、変わらないのも悪いことだらけではないと思うのだけど。
心配された天気も、雨に降られることなどはなく。
滞りなく墓参りを終え、食事をして、ぼくは先に引き上げた。
そうか。
ぼくはもう、あいつの倍の歳月を生きたことになるのか。
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