シン・ゴジラ
昨日、ようやくシン・ゴジラを観てきた。
この日のために、ネタバレを徹底的に回避してきた。
変な生き物のイラストやら、尾頭さんという人がどうのとかいうのはSNSでいろいろ回ってきていたけど、
その意味も作品を見て、ようやく理解できた。
上映が終わったあと、席を立とうとしたら背中が張っていた。
それだけ力が入っていたということだろうし、物語に没頭できていたいたということだろう。
本当に、すごい映画だった。
絶望的な状況や、それに抗おうとする人たちの思いがリアルに描かれていて、見ているこちらにひしひしと伝わってきた。
聞けば、関係各省に綿密なヒアリングを行い、それに基づいてプロットを組み立てたそうだ。
実際にあの場にいる人間が何を考え、どう動くのか。
多少の誇張があったにせよ、それに違和感を感じることはなかった。
自分がゴジラに感じた絶望感は、正直に言って、東日本大震災時、
福島第一原発が爆発した映像を見たときのそれに酷似していた。
あれは現実だが、ゴジラはあくまでフィクション。
でも、そこを混同してしまうくらいのエネルギーがあった。
ちょっと、ぞっとした。
結局、ゴジラとはなんなのか。
それは作中のテーマであり、見ている自分たちにも問いかけられていた気がする。
ラストシーンを含め、いろいろな解釈があるのだと思う。
賛否両論はあると聞く。
その中で、ぼくにとっては久々に衝撃の走る、極上のエンターテイメントを楽しめた映画だった。
リピーターが多いというのも納得だし、ぼくも機会があれば、また観にいきたい。
おすすめです。
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