心の持ち方

先日、好きなプロ雀士が運について書いた本を読んだ。
その方の根幹にあるのは「またこの人と麻雀を打ちたい」と思ってもらえるような人であること。
そのためにあるべき振る舞いが自分の運の流れをいい方向に導く、ということが、気持ちの持ち方や具体的な所作などを通じて書かれていた。
麻雀だけでなく、人生全般について生かせそうな内容だった。

麻雀というゲームは、ミスを強運でカバーできることもあれば、最善を尽くしても何もできずに負けることもある。
その中で大事なのは心の持ち方だと、やっていて感じることが多々あった。
不運が続き、苛立ってもやけにならず、常に平静を保ってやるべきことをやる。
それが、最終的な結果に少し勝つことにつながるのではないかと。
本からは、そんな自分の考えの裏付けを得ると共に、そのために大切なことを学べた気がする。
そして、この考えは生きていく上でも一緒ではないかと思う。

どちらかと言うと、自分は苛立ちやすいし、それが表に出やすい方だと思っている。
他人の文句や陰口は言わないよう努めているけど、そうした思いがないわけではないし、そんな自分は嫌だった。
でも、生じる思いを無理矢理押し込めるのではなく、そもそも生じないようにすれば、とてもすがすがしく生きていけそうな気がする。
そうなるためには、自分の心のありようを変えること。
何かを憎んだり、呪ったり、嘲ったりするのではなく、出会う人、物事、そのすべてに感謝し、受け入れ、その中でいかに行動していくかが大事だと感じた。
その結果として、よりよい人生を送れればいいのかな、と思う。

そんなことを思っている時点で、自分への見返りを期待しているのかな、とも感じる。
でも、自分が正しいと思った意識は常に抱いて、生きていきたい。
世の中における結果はどうあれ、そう生きられれば、幸せでいられるのではないだろうか。

笑顔を絶やさず、姿勢を保ち、やるべきことを一つずつ確実にこなす。
まずは、できることからやろう。
千里の道も一歩から、と言うじゃないか。

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