引っ越し

今日、8年3ヵ月住んだ家を引き払い、新たな住まいへと引っ越す。

 

2010年6月、10年近くを過ごした大阪から、地元へと戻ってきた。

恥ずかしながら、理由は経済的困窮だった。

にっちもさっちもいかない状態で地元に戻った僕に、両親があてがってくれたのが今の家だった。

あれから8年、就職し、スキルをつけ、フリーとなった。

大阪時代に作ったマイナスを清算し、地元に戻ってから抱いた夢も、叶えることができた。

 

家自体は僕よりもだいぶ年上で、部屋によっては床が傾き、設備も古く、決して満足できるものではなかった。

網戸や障子は破れ、カギの閉まらない窓があり、ここ最近はやもりが部屋の中をうろちょろしている、そんな家だ。

でも、愛着はある。

この場所には、本当に感謝してもし足りないくらいだ。

 

家自体は僕が出た後に取り壊されるため、境遇だけでなく物理的にもお別れになる。

多少ノスタルジックな感情も湧くが、引っ越しとは、えてしてそんなものだろう。

 

今まで、どうもありがとうございました。

 

最後に玄関を出るとき、一礼をしようと思う。

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