伝説のチームへ

地球の裏側で飛行機が墜ち、70以上もの尊い命が失われた。
南米の名だたる強豪を撃破し、「奇跡のクラブ」とまで謳われたブラジルの小さな地方クラブのチームは、自らの英雄譚の最終章にたどり着くことなく、文字通り姿を消した。
彼らは伝説となるべきチームだが、こんな形であるべきではなかった。
「神様が美しいサッカーを見たくなって、この世で最高のチームを連れていってしまったのよ」
なんて誇り高く、悲しい話だろうか。

クラブには、世界中から哀悼の意が寄せられ、支援の輪も広がる動きが見られている。
サッカーという競技の中で本気で戦うからこそ、いざというときには敵味方の垣根を越え、助け合うことができる。
そんな絆は、本当にかけがえのないものであると思う。
クラブに訪れた悲劇は筆舌に尽くしがたいものがあるが、それでも彼らがいつかこの苦境を乗り越え、伝説に違わぬすばらしいサッカーで、支援の輪に応えてくれる日が来ることを願う。

サッカーファミリーの端くれにいる者として、今回の事故で亡くなられた方々に、心からの哀悼の意を表します。

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