キング

もう1年半くらい続けている自分のルーティンに、「湯船に浸かりながらNumberを読む」というのがある。
種目への興味の有無にかかわらず全部の記事を読むので、ラグビー、フィギュア、卓球、F1など、あまり詳しくなかった種目についても、選手の名前くらいは分かるようになった。
押し入れには湿気でふにゃふにゃになったバックナンバーが積まれている。

今売っている最新号は、「キング・カズ」三浦知良選手の特集号。
言わずと知れた、日本サッカー界の生ける伝説である。
先週末の開幕戦でスタメン出場したのだけど、この日が50歳の誕生日ということで、企画されたのだろう。

カズがサッカー界で残してきた足跡については、ここで今さらぼくが書くことでもない。
とはいえ、彼はいわゆる天才ではなかったし、図抜けた足の速さや体の強さがあるわけでもなかった。
彼のすごさは、幼い頃から、そして今なお、サッカーを愛し続けていることにある。
卓越した技術も、50歳にして現役でピッチに立つ体も、すべてはカズが練習によって身につけ、保ってきたもの。
サッカーをやるためにすべてを捧げている、尽きることない愛情の賜物に他ならないのだ。

きっと、常人からみれば信じられないような努力をしているのだろう。
そして、カズはそれを止めたいなどとも思わないのだろう。
どんなに辛くとも、苦しくとも、サッカーを愛し続け、折れずに励み続けることができる。
それだけの思いを持って生きている人間が、この世にどれだけいるだろうか。

自分もカズのように、などとは到底言えない。
じゃあ、自分はどう生きるべきなのか。
厳しい課題を突きつけられた気分になった。
もちろん、それは嫌なことではない。

余談だが、今回のNumberの表紙を見たとき、すぐにあるカメラマンの方の名前が浮かんだ。
クレジットには、浮かんだ名前がそのまま書いてあった。
スポーツカメラマン業界における、トップの中の1人。
実は多少面識があるのだけど、写真同様に個性的かつ魅力的な人物だと感じた。
その方もカズ同様にすばらしい仕事をされている。
では、自分はどうか。
精進、努力と言葉で言うのは簡単だが、道は果てしない。

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