脚の毛脱毛
4月某日、知人からこんな連絡があった。
「5月15日、脚の毛を脱毛させてくれないかしら?」
「何の話だ?」とも思いつつ、おもしろそうなので、とりあえずOKと回答。
そのあとに詳細を聞いたら、想像以上におもしろい話だった。
ぼくと知人は、10年以上前に、同じ職場で働いていた。
で、当時の共通の同僚にTという女性がいて、彼女は現在、セラピストの講師などをやりつつ、脱毛ワックスの代理店事業に携わっている。
その会社が東京ビッグサイトで脚の脱毛の実演をやるのだが、それにはモデルが必要。
東京で誰が、月曜午後に時間を作れて脚の毛を脱毛させてくれるヤツはいないか。
それでお声がかかった、という事情だった。
そんな謎のシチュエーション、個人的には大歓迎である。
そもそも、脱毛自体をしたことがなかったので、どんなふうになるのかはとても興味が湧いていた。
それに、Tとは職場を辞めてから、一度も連絡を取っていない。
意外なところで意外な縁がつながったことが、個人的にはうれしかった。
脚の毛は当日まできっちり生やしておいてほしいということだったので、化粧水を買い(人生で初めてだった)、メンテナンスを継続。
そして、5月15日を迎えた。
さて、
・東京ビッグサイトで
・下半身パン1で
・何人ものギャラリーに囲まれながら
・外国人のお姉さんに
・脚の毛の脱毛施術を受ける
この経験がある人間が、この世にどれだけいるだろうか。
まあ、30人はいないのではないかと思う。
最初は気恥ずかしさがあったものの、思い切ってズボンを脱いだら、後は野となれ山となれ、という感じだった。
施術自体は、脚にジェルを塗り、すぐに固まるのでそれを直接、あるいは専用の紙を使って剥がす、という工程。
イメージとしては、脚にガムテープを貼って剥がす感じで、事前に言われてはいたが、確かに痛い。
ただ、ガムテープと違うのは、ひと剥がしで一気に毛が抜ける、という点。
しばらくなじませるだの、時間がかかるだの、自分がしていた想像とは全然違っていた。
こちらは、施術中、右足前部の脱毛が終わった写真。
ほんとに根こそぎ抜けるのよ、これが。
施術後の自分の脚は、自分の脚じゃないみたい。
触って見てもつるっつるで、なんだか不思議な感覚だった。
特に帰宅後、湯船に脚入れたときは、お湯がどこまであるのかの感覚が全く分からず、思わず出し入れしたくらい。
10日ちょっとくらいでまた毛が生えてくるらしいのだけど、それまではこの感覚と美脚っぷりを楽しんでいようと思う。
貴重な体験をさせていただき、どうもありがとうございました。
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