この世界の片隅に

前々から観たかった「この世界の片隅に」をようやく観に行った。
ほのぼのとしたタッチで描かれる、戦時中における日常ドラマ。
そして、戦時中という特異な状況だからこそ起きる、残酷な変化も、リアリティある表現で描かれている。
それすらも、あの時代の日常ということなのだろう。

ただの日常ドラマではないし、単なる反戦映画でもない。
タイトルの通り、「この世界の片隅」を描いた物語だった。
鑑賞後の気持ちはちょっと複雑で、言葉にしにくいけど、心に波が立ったのは間違いない。
レイトショーで、同じ回で映画を観たのは10人そこそこだったが、他の人の心にはどんな波が起きていたのだろうか。

「この世界の片隅」は、今の時代にもあるし、ぼくが今生きている世界も、間違いなく「この世界の片隅」だ。
自分はそこでどう生きていけばいいのかを、少し考えた。
そして、何が幸せなのか、ということも。

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