父の話
さっき、飲食店を営む父から「通販システムの営業が来たけど、どう思う?」と相談を受けた。
通販するアイテムに限りがあるし、ランニングコストや発送の手間を考えるとあまりいい話ではないなと感じ、
そのまま思うところを伝えた。
父は「そうか」と言って、また考えているようだった。
最初は「そんな話、聞くだけ無駄じゃないか」と思った。
しかし途中で、こう思った。
その姿勢こそ、父のすごさなのではないかと。
父の店は、創業から40年以上続いている。
手前味噌だが「老舗」と言ってもいいくらいだ。
父自体もとうに還暦を過ぎているが、今でも新しいものに対してアンテナを張り、可能性を模索する。
長く続けば自分の中での観念が固まり、それ以外を排除してもよさそうなのに。
父は、常に勉強し、新しい物を貪欲に吸収しようとする人だ。
それは老いた今でも変わらない。
そんな人だから、これまで事業を続けてこられたのだろう。
やっていることは違えど、最高の手本が身近にいる環境は、ありがたいと思う。
自分も、父を見習って、学んでいかねば。
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